仏壇の知恵袋 Knowledge

享年 行年 没年 計算はどうするの?

「享年」とは 「受ける」という意味を持つ「享」と、年数を表す「年」の組み合わせでできていて、故人が天から与えられた生を全うした年月のことをいいます。

「行年」とは 故人が原生で修行した年数を意味しています。私たちが暮らしている俗世間(娑婆)で何歳まで生き修行したかをあらわしています。

享年も行年も計算方法は数え年です。産まれた年を1歳として何歳まで生きたかを年数であらわします。

数え年の特徴は産まれた年を1歳とすることで、0歳の概念がありません。0歳が無いため数え年は、満年齢+1歳です。

年齢の重ね方も満年齢のように誕生日で年が加算されるのではなく、毎年1月1日に1歳づつ増えます。 全員の年齢が同時に加算されるのも数え年の特徴です。 そのため誕生日を迎える前と後では満年齢と数え年の間に生じる年数が違ってきます。 誕生日を迎える前の数え年は満年齢+2歳、誕生日を迎えた後は満年齢+1歳です。

数え年が1歳から始まることから胎児期間が含まれているとの説がありますが、実際には考慮されていません。

「没年」とは個人が生きた年数を指します。 享年や行年と違うのは、故人が「亡くなった年齢」を意味する場合と「亡くなった年月日」を意味する場合があることです。「没年〇歳」と歳をつけて表記される場合は故人が亡くなった年齢をあらわしています。「没年〇月〇日」と表記されている場合は故人の命日です。

昨今では数え年がわかりづらいという声もあり、享年と没年を組み合わせて使うことも見受けられるようになりました。 「享年91(没年89歳)」などです。 これは亡くなった時の数え年は91歳でしたが、実年齢は満89歳だったことを意味しています。

故人の年齢を表す型式は、享年、行年、没年と選択肢があり、その計算方法は満年齢と数え年の2通りです。どの方法を選ぶかについては決まりがありません。

菩提寺のある方はご住職に相談してみてください。菩提寺によって「享年」を使用するのか、「行年」を使用するのか決まっています。

菩提寺のない場合は、葬儀を行う僧侶の方に相談してみてください。僧侶のお考えや伝統、地域のならわしなどをふまえた回答をいただけると思います。 

 

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