仏壇はなんのためにまつるのか
仏壇はなんのためにまつるのか
有名なご住職のお話を紹介いたします。
このことについてあまりむずかしく考えることはないと思います。
仏壇は亡くなった先祖や親族に対して、毎日、「おはようございます。」と、そして「おかげ様で今日も元気に過ごせました。ありがとうございました。」と感謝の気持をあらわす神聖な場所と考えてください。
お父さんお母さんが毎朝、毎夕、仏壇に手を合わせたり、リンを打つうしろ姿を見て、子供たちは祖先に見守られている安心感と生きてゆくうえの礼節を知ることになると考えます。 もちろん手を合わすのはどんな場所でもよいわけですが、合掌礼拝(ガッショウライハイ)の形をとるには、宗教的なシンボルを表現した仏壇が一番よいでしょう。その前に坐ったら手を合わさずにはおれないような仏壇があってこそ、素直な気持ちで合掌できるのではないでしょうか。